
パリから日帰りで大西洋のリゾート イル・ド・レ(レ島)へ

今回はパリからSNCF(フランス国鉄)のTGV(特急)で約3時間15分でラ・ロシェルへ行き、そこからバスに乗り換えてイル・ド・レ(レ島)へ行ってきました。バスはラ・ロシェル駅から発着しています。”イル”とはフランス語で島を意味します。イル・ド・レ(レ島)は、港町ラ・ロシェルのすぐ対岸にあり、約3㎞のポン・ド・レ(レ大橋)でつながっています。大西洋に浮かぶリゾートでバカンスシーズンにはパリからたくさんの人々が押し寄せます。フランス人の友人も、毎年バカンスで1週間滞在しています。東西約25㎞、南北約5㎞(70mしかないところもあり)の小さな島で、フランス人はこの島で1週間から1か月まで、それぞれに合わせてバカンスを楽しんでいます。のんびり散策したり、サイクリングしたりして過ごし、食はシーフード(特に生カキ)やワインを楽しんでいます。
フランス南西部へはパリのモンパルナス駅からTGVが発着しています。パリの駅は行先によっては異なります。いつもTGVはSNCF(フランス国鉄)のサイトで購入しています。早めに購入すれば2等より1等が安いこともたまにありますので、逐一チェックすると良いでしょう。
参考:SNCF(フランス国鉄)
フランス人にはありえない行程ですが、どんなところかだけでも知りたくて日帰りで行きました。時期も9月上旬でしたのでまだ暑く、リゾートに行くには最高でした。



パリジャン、パリジェンヌが大好きなリゾート イル・ド・レ(レ島)

島の中央部北側にサンマルタンドレという中心エリアがあります。港を囲むようにレストラン、バーが建ち並び観光客であふれています。店頭に新鮮なシーフードが陳列されていますので、見ているだけでも楽しいですよ。パリと違い皆、リラックスしてのんびりした雰囲気です。治安も良いです。
今回はイル・ド・レ(レ島)の滞在時間は約4時間ぐらいでしたが、それなりに散策できましたし、海辺のレストランで新鮮なシーフードを楽しむこともできました。もちろんパリに比べれば料金もお得です。
フランス人の友人に勧められた海辺のレストランへ行きました。サンマルタンドレから歩いて15分ぐらいのところにあります。道中何もない田舎道で本当にお店があるのか若干不安になりました。レストランというより日本でいう牡蠣小屋のような佇まいでしたが、新鮮なシーフードが食べられるということで、海を眺めながらゆったり食事を楽しんでいる多くのバカンス客で賑わっていました。筆者も生カキと食べきれないいほどのムール貝のワイン蒸しをいただきました。こんなお店にはなかなか日本人観光客は来ないと思います。


のどかだな~。何もないけど本当にお店あるの??





無事発見!!







地元の白ワインが最高に合う~♪



よく食べてよく飲むなぁ・・・


大西洋の美しい港町 ラ・ロシェル


ラ・ロシェルはビスケー湾の入り江にある街で「大西洋で最も美しい港町」と言われています。旧港を囲むようにレストラン、カフェ、ショップがあります。見どころは写真上の旧港の2つの塔(左:シェーヌ塔、右:サン・二コラ塔)や、写真下の大時計塔です。見どころがコンパクトにまとまっていて、駅から徒歩でまわれる大きさです。パリへ戻る電車の時間までの3時間程度の滞在でしたが、散策途中にアイスクリームを食べたり、地元で有名なチョコレートのお店を覗いたりして、短い時間でも充分に楽しむことができました。
ちなみにラ・ロシェルといえば、料理の鉄人でおなじみの坂井宏行シェフがオーナーを務めるレストランのお名前も『ラ・ロシェル』ですね。坂井シェフが初めてのフランス旅行でこの地を訪れた際に街の美しさに魅せられ、いつか店を持つ時は店名を『ラ・ロシェル』にしようと心に決めていたそうです。







地元産の天然塩もおみやげにぴったりだよ♪
まとめ
パリから日帰りでフランスの大西洋リゾートのイル・ド・レ(レ島)へ行きましたが、日帰りでも充分楽しめました。ラ・ロシェルを19時台に出発するTGVに乗りパリには23時ごろ到着しました。帰りは1等車の料金安かったので、ゆったりとパリに戻ることができました。
日帰りでも行けますが1泊すればもう少しイル・ド・レ(レ島)も楽しめます。但し、ホテルが少ないのでかなり前から予約する必要がありますし、バカンスシーズンは料金が高めです。フランス人のバカンスはレンタルハウスなどに長期滞在しているようです。
日本人がほとんどいないイル・ド・レ(レ島)はフランス好きのフランス通の方に是非オススメします。日本のパッケージツアーでの販売はまずありません。なぜならホテルが少なく仕入れが難しいことや、そもそも日本ではメジャーではないからです。ここに行くには個人旅行しか手段はありません。
ここでは、フランス人のバカンスの過ごし方がよく分かりますし、日本人と違う休暇の過ごし方は羨ましくもありました。休むために働くフランスの本質がここにはあります。のどかなでゆったりした時間が流れるこのリゾートでぼーっと1か月ぐらい滞在したいものですね。


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